佐世保市の水道屋日記〜トイレの水が引かない?排水の仕組みと毎日の予防〜
みなさんこんにちは👷♂️
トイレの水が引かないときは、紙や異物が便器の中や排水の通り道にとどまっている可能性があります。水位が少し下がっても、つまりがなくなったとは限りません。追加で流して確かめる前に、便器から先へ水がどう流れるのかを知っておきましょう。

トイレの前で器具を準備する作業写真(解説用)。
便器から消えた水は、どこへ行くのでしょう?💧
佐世保市大潟町をはじめ、毎日のトイレの流れが気になる皆さんへ。普段はレバーを操作すると水も紙も見えなくなるので、便器の中で全部処理されているように感じるかもしれません。でも、便器は水の旅の出発点。見えない先にも排水の通り道が続いています。
公共下水道につながる家では、トイレから出た水は敷地内の排水管を通り、まちの下水道管へ進みます。つまりの場所は目の前の便器とは限らず、その先の管や排水ますを含めて確認する場合があります。浄化槽を利用する家は別の処理の仕組みなので、すべての家が同じ処理場へつながるわけではありません。
「水が減った」と「いつもどおり流れる」は別のこと
水位が高くなったあと、時間がたつと少しずつ下がることがあります。そこで「直ったかな」と流したくなりますが、ゆっくり水が通る状態と、紙などを含めて正常に排水できる状態は同じではありません。水が引く速さだけで、原因や解消を決めることはできないのです。
例えば、一度に流した紙の量が多い場合と、鍵などの小物が落ちた場合では、必要な対応は違います。紙のつまりを想定した方法を、落とし物がある状況へそのまま当てはめることもできません。「トイレつまり」という同じ言葉でも、中で起きていることはいろいろです。
水位が高い、排水が遅い状態が続く、同じ症状を繰り返すときは、何度も洗浄して試さず使用を控えましょう。ご家族にも使わないよう伝えておくと、知らずに流してしまうことを避けられます。

紙は少なければよい? 大・小の使い分けも大切です🚽
トイレットペーパーはトイレで使うための紙ですが、一度に大量に流してよいわけではありません。LIXILも、大量の紙や水に溶けない異物、洗浄水量の不足をつまりの原因として挙げています。ティッシュやおむつ、小物類を「小さいから大丈夫」と流すのは避けましょう。
節水のため、いつでも「小」で流したくなることもありますね。ただ、大便のときは「大」を使うことがメーカーから案内されています。少ない水で済ませることより、用途に合った水量で運ぶことが大切です。紙の使用量と洗浄方法は、お使いの製品の説明書に沿ってください。
タンクにペットボトルなどを入れて水量を減らす方法もおすすめできません。洗浄に必要な水が不足すると、うまく流れない原因になります。「無駄な流しっぱなしをなくす節水」と「必要な洗浄水を削ること」は、分けて考えたいですね。
下水処理場は、何でも消してくれる場所ではありません
下水道へ送られた水は、そのまま川や海へ捨てるわけではありません。処理場では大きなごみや砂を取り除き、沈める工程や微生物の働きなどを利用して汚れを減らします。国土交通省の資料では、微生物が水の中の有機物を取り込み、沈みやすいかたまりになる処理も紹介されています。
つまり、汚れた水をきれいにする仕組みと、ごみを何でも処分できる仕組みは別です。便器から見えなくなっても、その先の管や施設に届くものがあります。トイレを「小さなごみ箱」にしないことが、家の中とまちの水の通り道を大切にする使い方につながります。
お子さんには難しい部品の話よりも、「トイレに流す物と、ごみ箱に捨てる物は違うよ」と伝えると、暮らしのルールとして共有しやすいかもしれません😊

今日からできる、無理のない三つの習慣🍀
一つ目は、紙を必要以上にまとめて流さないこと。正常に使えているときから、製品に合った使い方を家族で共有します。すでにつまっている便器へ、紙や水を追加するという意味ではありません。
二つ目は、小物の置き場所を決めること。便器の近くに鍵や筆記具などを置きすぎず、ポケットの中身にも気を配ります。落とした物を水で押し流して片付けないことも大切です。
三つ目は、流れの変化を見過ごさないこと。いつもより水が引きにくい状態が続くなら、見た目の掃除だけで解決したと考えないようにしましょう。便器をきれいにするお手入れと、見えない場所のつまりを解消する作業は別のものです。
便器の中だけに決めつけない点検を
当店の過去の記事では、佐世保の下水つまりで排水ますや配管を確認した例も紹介しています。これは、その記事に記載された別の現場の記録。今回の写真にも同じ原因があるという意味ではありませんが、トイレの不調を便器の中だけで考えない視点は大切です。
日常の予防で避けられることはありますが、すべてのつまりを使い方のせいにすることもできません。繰り返す不調は、設備の状態を現場で確かめたうえで対応を考えます。
フリーダイアルまでお気軽に
トイレの水が引かない、つまりを繰り返すときは長崎水道センターへ。お電話は訪問修理の受付です。現場でスタッフが状態を確認し、必要な対応をご案内します👷♂️
参考にした情報
細かいことからなんでも長崎の水漏れ・つまり修理・漏水調査は長崎水道センターへ。訪問修理のご依頼をお電話で受け付けています😄
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